渓流Fly Fishingシーズンも残り半月。
釣り意欲はあまり無いんだけど、悔いを残さない為にも渓に向かう事にした。
向かった先は、5月の釣行時に自分的には良い想いをした渓。
渓の入口では、朝陽から光芒が差し込み、期待感を持たせてくれる。
きっと、今回も希望(釣果)が叶えられる、との淡い期待。。。
ここの渓は豊かな森の中を包まれるように流れている。
太古の昔から変わらぬだろう幻想的なフォルムを漂わせる渓相だ。
そして、流れの傍らには落ち葉が積もり、秋の到来を感じさせる。
盛期の頃には、鳥のさえずりや蝉の鳴き声で賑やかだったのに、、、
今は流れのせせらぎの音しか耳に入ってこない。
静まり返った初秋の中で寂しさを感じながら渓を歩いていく。。。
渓魚達の反応も静かなままだ。
釣れる魚は20cmに満たない子達ばかり。
Flyを見に来ては、反転し戻ってしまう子も多い。
だいぶ、この渓で釣り人達の調教が進んでいるようだ。
小さな可愛い子は写真を撮らない。
と決めていたので、だんだんと焦る気持ちが強くなってくる。
大きな渓魚は姿をまるで見せてくれない。
釣り人に抜かれてしまった感が強い。
寂しさが増幅してくる。
ココの流れの天然魚はリリースして欲しいんだけど。。。
そんな中、この渓の核心部に突入。
そして、やっと写真に収めるサイズになんとか出逢える事が出来た。
まだ、婚姻色の装いには至っていないような魚姿。
9月下旬以降かな?
あの艶やかな姿を拝めるのは。。。
でも、今期にこの渓を歩く事はもう無いだろう。
また、来シーズン。。。